リスト ボックスの AND モード
AND モードに設定されたリスト ボックスで複数選択を行うと、選択された項目値のすべてに関連するデータのみが他の項目に表示されます。
顧客が異なる品物を購入したことに関する情報がデータ ソースに含まれています。
初期モードでいくつかの品物を選択すると、選択した品物を購入した顧客が QlikView に表示されます。
AND モードでいくつかの品物を選択すると、選択した品物を購入した顧客が QlikView に表示されます。
AND モードの前提条件
項目のモードは、[リスト ボックス プロパティ: 基本設定] タブで設定します。
And モードがアクティブな場合は、選択値の前にアンパサンド ("&") が表示されます。
値をクリックしてしばらく保持すると、選択が (AND) 選択 (緑) から NOT 選択 (赤) に切り替わります。アンパサンドも感嘆符 ("!") に置き換わります。強制排除や強制排除のマークを持つ NOT 選択は、 And モード に設定されているリストボックスでのみ作成できます。
AND モードの基準
項目は、常に論理 AND モード に設定できるとは限りません。関連する項目が他の 1 つの項目のみにリンクされている場合に限り、AND に論理的な意味があるからです。次の条件を満たす必要があります。
- 項目が 1 つの論理テーブルにのみ存在する
- 項目は最大 2 項目までで、かつそのうちの 2 列目である
- テーブルに重複するレコードがあってはならない
- その項目のロードには distinct 修飾子を使用する。テーブルのロードに Select ステートメントを使用する場合、Load distinct * ステートメントで先行する必要があります。
AND モードでのリスト ボックスの設定
以下の手順は、初期モード (論理和 OR) の代わりに AND モードでリスト ボックスを設定する方法を説明しています。以下の手順を行ってください。
- AND モード基準が満たされていることを確認してください。
- リスト ボックスを右クリックして、[プロパティ] を選択します。
- [基本設定] タブで [And モード] チェックボックスをオンにします。
強制除外
強制除外 (NOT 選択と呼ばれることもあります) は AND 選択に密接に関連しています。強制除外では、明示的に項目値を除外できます。つまり、QlikView に検出される結果は、除外値に関連付けられません。
強制除外を行うには、セルをクリックして、セルが赤くなるまでマウス ボタンを押し続けます。この方法で Ctrl キーを押しながらクリックすると、前の選択/除外に対する追加要求である除外が行われます。強制除外は、AND モードの項目でのみ実行できます。
テキスト オブジェクトなどのオブジェクトの特定の項目値を強制的に除外する場合は、スクリプトの構文を変更する必要があります。例えば、スクリプト ステートメントが次の場合:
=count({<ANDActor=>}DISTINCT Title)
次のように変更します:
=count({<~ANDActor=, ANDActor=>} DISTINCT Title)